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都心の建築では至上命題的な制限内での最大面積・最高高さの確保。そんな現実的な目標は住み手自身すら入居と同時に忘れてしまうよう、各部を敢えてデザインのためのデザインに見せかけた、事務所兼用住宅です。 各室を物理的・視覚的に繋げる伸びやかな空間構成、コンパクトな機能空間と広い居住空間とのメリハリ、ボリュームの分解・色と素材の領域分け・屋根形状など、数々の見えない検討と選択を繰り返して目指した、「ただの」広い空間です。