瀬田の住宅(silver ribbon)

狭小な旗竿型の上、四周から壁面後退がかかる不自由な敷地に、将来にわたる4人家族の生活の変化に対応する自由な構成と、最大限に採光と通風を確保しつつ物理的に侵入が出来ないほどの防犯性能を満たす開口部とが、この住宅に求められた条件でした。

まず各階をワンルームにまとめ面積を最大限に活かしながら、可動間仕切で個室化することも可能な構成としました。
また外壁開口部や2階テラスには、各部で役目を変えながら建物を包む同幅のアルミルーバーを設け、採光・通風を確保しつつ不審者の侵入を防ぐ、一本のリボンのようにデザインしました。

  1. 設計:2005.06
南東外観