山手線沿い渋谷原宿間の細長い敷地で、両A面となる東西立面が受ける日射、視線、執務環境に配慮した4階建のテナントビル。
外壁への日射・紫外線を遮断し、熱負荷と劣化を抑制するため、構造やメンテに負担をかけぬよう軽くて分解でき、風雨・温度変化にも耐えるR形状で伸縮も許容する"アルミすだれ "を考え、そこに近隣景観と調和し、五輪会場へ向かう外国人に日本らしさをも感じさせる5つの伝統色を施し、鱗雲状に外壁に被せました。
また室内は、対岸の緑を最大限借景すべく全幅横連窓とし、雑然とした渋谷の地で、身も心も快適な執務環境を目指しました。