本庄の住宅 ルーバーと盛土で公私を分ける医院隣接住宅-

医院併用建築の奥で長年暮らしつつ地域医療を支えてきた元院長
夫婦のため、息子たちが終の棲家として別棟に新築した住宅。
視線を避けるため、主室を全て2階に持ち上げた上、駐車場側は

テラスごとルーバーで覆い、屋根もフラットな平入とする一方、
妻側は周囲の街並と家形の屋根が揃う、木造の切妻としました。
RC造の1階は車庫兼ポーチ左右に宿直室を配置し、背部に現場
発生土を2階レベルまで埋め戻して落ち着いた裏庭を設けました。
温かい木架構で覆われたワンルームの2階居室は、将来的には医
院や介護機能を補完するデイサービスなどに転用可能で、高齢化
の進む郊外の健康を今後も担える拠点としても配慮しました。

  1. 敷地:埼玉県本庄市
  2. 構造:RC+木造
  3. 規模:地上2階
  4. 用途:専用住宅
  5. 延床面積:233.43m²
  6. 竣工:2022.11
photo: shigeo ogawa


病院と雰囲気を揃えたシンプルな外観