千歳台の二世帯住宅 -境界で相手を意識する二世帯住宅-

床はバリアフリーでも天井は部屋ごと上下する親世帯の1階と、床は下階の天井高、天井は法に制限されつつ、逆にその変化を活かし、使いやすくも空間体験に満ちた子世帯の2階からなる、二世帯住宅です。

両世帯の要求は個別に満たしつつ、境界となる「1階の天井=2階の床」だけは相手の生活に合わせて互いに譲り合わせておくことで、両世帯に緩やかで幸福な関係の維持をさりげなく感じてもらうことを意図しました。

  1. 敷地:東京都世田谷区
  2. 構造:木造
  3. 規模:地上2階
  4. 用途:二世帯住宅
  5. 延床面積:118.40m²
  6. 竣工:2008.09
外観昼景